築20年以上のマンションでLED化の提案をしてもらったところ器具流用の提案でしたが大丈夫ですか?
照明器具には寿命があります。経年劣化が進んだ器具は、交換してLED化します。
照明器具の耐用期間は他の電気機器と同様に主として絶縁物の寿命によって左右されます。
器具の心臓部である「安定器」の平均寿命は、JIS C 8108(蛍光灯安定器)の解説10年程度です。
蛍光灯器具が施設された場所の周囲温度、湿度、電源電圧、点灯時間、汚損、腐食性ガス、振動、取付け方法などで耐用年数が大きく影響されるとしています。
一般社団法人 日本照明工業会ガイド111-2010では耐用の限度を15年としています。
これは器具としての機能が低下し、絶縁物の劣化が相当進み、安全のための照明器具の全数交換を必要とする年限のことです。
実際のところ最悪の場合は発熱により発煙や器具内の絶縁不良を起こすことになります。
12時間点灯であれば、LED化して10年程度電球交換は不要ですが、その時点で既に器具は30年以上です。